【勝川駅前クリニックモール勝川 春日井眼科クリニック】眼科専門の医師が土曜日・日曜日・祝日も診療を行っております。
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コラム

飛蚊症(ひぶんしょう)
(1) 目の前に浮遊物(虫状、カエルの卵状、糸くず状など)が見える(下図参照)
(2) 白い壁や本、青い空を見ているときに気になる
(3) 暗いところでは気にならない
(4) 視線を動かすと移動する
(5) まばたきをしても消えない

 

 
あなたの症状は「飛蚊症(ひぶんしょう)」です。
 
 1.“飛蚊症”の正体は?

  眼球の中には、硝子体と呼ばれるゼリー状の透明な物質が詰まっています。角膜と水晶体を通過して外から入ってきた光は、この硝子体を通過して網膜まで達します。
硝子体になんらかの原因で“濁り”が生じると(下図参照)


明るいところを見たときにその濁りの影が網膜(カメラのフィルムに相当する部分)に映り、眼球の動きと共に揺れ動き、あたかも虫や糸くずなどの“浮遊物”が飛んでいるように見え、“飛蚊症”として自覚されます。

 
 2.飛蚊症の原因は?治療法は?

<生理的なもの>
(1) 生理的飛蚊症
 胎児期(母胎の中にいる時期)に消失すべき硝子体の中の組織がそのまま残って飛蚊症として感じるものです。進行はせず、病気ではないので、放置しておいてよいものです。

(2) 硝子体剥離(しょうしたいはくり)
 飛蚊症の原因として最も多いものです。硝子体とその奥の網膜はもともとピッタリと密着しています。
老化により硝子体は収縮し、網膜から離れてしまいます。
これは“硝子体剥離”といって、生理的な現象です。この時もとの接着部分が硝子体の“濁り”となり、その影が“飛蚊症”となるのです。また、若い人でも近視が強い場合には、この硝子体剥離が早期に起こりやすく、しばしば飛蚊症の訴えがあります。
多少うっとうしく感じますが、治療の必要はなく、普段だんだん慣れて気にならなくなってきます。硝子体剥離自体は病気ではありませんが、ときに網膜裂孔や網膜剥離という病気を引き起こすこともあるので注意が必要です。定期的に検診を受けるか、飛蚊症が増えたら早急に受診してください。

<病気によるもの>
(1) 網膜裂孔(もうまくれっこう)・網膜剥離(もうまくはくり)
 硝子体剥離やその他の原因で、網膜に穴が開いたり(網膜裂孔)、その穴を中心に網膜が剥がれたり(網膜剥離)することがあります。(下図参照)

 このような現象が起こると初期症状として“飛蚊症”の数が急に増加することがあります。
網膜剥離は放っておくと失明に至る病気ですので、早期発見が必要です。網膜裂孔の治療は、レーザー光線で裂孔の周囲を焼き固め(光凝固法)、剥離を防止します。これは通院治療で行えますが、網膜剥離を起こすと入院・手術が必要にとなります。

(2) 硝子体出血(しょうしたいしゅっけつ)
 目の中に出血して血液が硝子体の中に入ると“飛蚊症”として感じます。糖尿病、高血圧のような全身の病気があるときや、目を打撲したときなどにも起こります。出血が大量であると視力も落ちます。硝子体出血は徐々に吸収されていきますが、吸収が遅い場合、手術で洗い除くこともあります。疾患によっては網膜をレーザー光線で凝固することもあります。また、糖尿病、高血圧などが原因の場合は、内科診療も必要です。

(3) ぶどう膜炎
 目の炎症によって、硝子体に“濁り”が出ることがあります。
炎症がひどくなると“濁り”が増加し、視力が低下します。
炎症をおさえる治療が必要です。

 
 3.気をつけることは?

 “飛蚊症”に気づいたら、その原因が生理的なものか病気によるものか、自分で判断せず、眼科で検査を受けましょう。飛蚊症のほとんどは病気でないものですが、時に思いがけない病気が原因になっていることがあります。飛蚊症を初期症状とする病気は、いずれも早期治療が必要です。数が増えたり形が変わったり、視力低下がするようであれば、すぐに眼科医に相談してください。

 
 4.眼科で必要な検査は?
 目の奥(眼底)をすみずみまで診察するために散瞳検査が必要です。
目薬をさして30〜60分で瞳が開いてきて、診察が可能になります。
お時間にゆとりを持って受診してください。
 
また、診察後、瞳が元の大きさに戻るのに3〜4時間(個人差があります)かかります。
その間、文字が読みづらくなり、光がまぶしく感じます。お車での受診は避けてください。

[一部図・写真:参天製薬提供]

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